2013年11月23日土曜日

「柿色」

まだまだ
このへんは秋ですな
青空に柿色が際立っています。

以前
柿の木のある家に住んでいたので
思い出します。

春、夏
みるみる育つ柿の木に
どんどん茂る葉っぱ。
秋には、すべて落ちて
ぜんぶかき集めることになるんだな~
ふ~


枯れ木にランプがともったような
柿の実。
豊作も
眺めはなごむが

上を見上げつづけての収穫を思うと
ふ~

上の方は鳥に残して
あとは
配ったり食したり・・・
売り物ではないので
お味もワイルドで
そんなに大量には利用できないのです。

毎回
柿パンと柿ジャムくらいだったかな

ちょっと
いただくだけで
満足なのです。

柿の木が一本しかなくて

ふ~

ってなっていた
わたしって
何だろう・・・

こまった
こまった
こまったひとだ

いつぞやの夜
その木に
見た事のない獣がのぼっていて
たいそう
驚きました。

闇の中、動く生き物
最初は猿かと思いましたが
何日かたって

はくびしん

ということがわかりました。

以前、子供の学校に来たという
話を思い出したので。

視覚的にインプットされていない生き物の気配で
こんなに恐ろしい気持ちになるとは・・・

これじゃあ
妖精にも会えませんな~

ふ~


*こどもが小4くらいのときにうちで流行った
絵手紙・・・









「しんちょうにおろしてね」



2013年11月2日土曜日

ゆみさん

この間、おしるこを食べていて思い出したのですが
私にはゆみさんという誕生日が一日違いの友達がいました。
わたしは、小学校に上がる前に
集団生活になじめなかったため、
どこにも通わず
ずっと家で過ごしていました。
いきなり小学校で社会と出会うという
ドキドキのデビューでした。
他の子供たちが皆知り合いの中
わたしが数少ない新顔。
好奇心強く、物怖じしないなゆみさんが
確かわたしにアプローチし、
ほかの人を新入りのわたしに積極的に紹介してくれたりと
世話人役に。
それ以来ずっと一緒に
すごく楽しいクリエイティブな学校生活を送ることができました。
(こどもはみんなそうであるという意味のクリエイティブ)

学校でも会っているのに
下校時の岐路でもえんえん立ち話をしたりしていました。
もちろん、道草(この言葉死語?)はしょっちゅうです。

小学生時代の楽しみは道草だったと言っても過言ではない。

ある年のゆみさんの誕生会の時に
ゆみさんのお母さんがこしらえてくださった
ごちそうはすべて私の好物でした。
それはゆみさんの指示だったのですが
ゆみさんが主役のお誕生会に
なぜわたしの好物なのか、その時も今も分からないのです。
そして背後の理由はおかまいなしに
もちろんすべておいしく夢のような誕生会でした。

その用意されたたくさんの私の好物メニューの中に
おしるこが入っていたのです。

理由は計り知れないけれども
子供を持った身になり振り返ると
すごいことだと思うのです。
たとえば同じことをわたしはできません。

ありがとう、ゆみさんとゆみさんのお母さん。

小豆のおしるこの幸せとともに
思い出した次第です。



地球の境目 的な写真・・・





遠足にて#2  w/shoko+gra